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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.11
ハートとハードの掛け橋たれ!

森田 裕一
 私とむとうさんとの出会いは、「出来過ぎた」出会いだったように思うのです。その頃、中野区転入3ヶ月目だった私は、少しでも地元中野を知りたいと、「廃棄物減量等推進審議会」の傍聴に出かけました。最初、傍聴席には私ひとりで、場違いな所に来てしまったな……と考え始めた頃、一人の女性が傍聴にやってきました。会議テーマは「古紙回収率のアップ」でしたが、頷いたり首を傾げたり、表情豊かに会議を傍聴する女性に、私はすっかり気を取られてしまいました。なぜなら、自分の納得できること・しかねることの反応が、ほぼ同じだったからです。
 中野区転入前は、小笠原村という東京から1000H離れた超遠隔離島で、二〇年間、地方公務員をやっていました。廃棄物対策や環境問題にも関わりましたが、ごみ問題には、職務を越えた興味を覚えました。
 小笠原において理想的な廃棄物対策を確立するには、ごみ問題を住民自らが考える「場」(小笠原村ごみ会議)の整備が重要でした。「中野区廃棄物減量等推進審議会」を傍聴しながら、双方をオーバーラップさせていたのです。村の廃棄物対策が始まる前、地道に牛乳パックを回収したり、試験的にアルミ缶を回収するグループがありましたが、市民の思いを大切にしないことには廃棄物対策は成し得ないことを体得しました。
 その後、むとうさんとは中野区政勉強会で再会し、区議であることを知りましたが、お話しする度、「廃棄物問題は市民のハート(良心)からハード(施設)までをカバーして初めて解決する」という、これまでの思いを強くします。むとうさんこそハートとハードを結び付けるため、政治の世界に飛び込まれた方であると確信しています。
 中野区には、警察大学校跡地利用という行政課題があり、跡地の一部に清掃工場を整備する計画があることを知りました。循環型社会の構築に中野区が寄与したいというのなら、ごみ不足の状況下で「焼却型清掃工場」を整備するのではなく、「資源再生型清掃工場」を整備し、周辺各区と役割分担をするべきでしょうね。
 「政治が目的」ではなく「政治を手段」として活動されているむとうさん、これからもハートとハードの掛け橋として、大いなる活躍を期待します。

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