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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.14
先見の明のあったむとうさん

松永 稲子
 警察大学校が移転するという知らせを聞いたのは何年前のことだったでしょう。むとう有子さんはその頃既にゴミを焼却すること自体の反対運動をされていました。
 そのうちに警察大学校跡地にゴミの焼却場を造ろうという運動が起こりました。東京都はその案を大変歓迎しましたが、中野の一等地であるその場所にゴミ焼却場を造ることに私は賛成できませんでした。
 もっと文化的な美術館とか、文化センターのようなものを造る場所だと今も思っています。そして周囲を広々とした公園にして、日本一人口密度が高く、震災時の危険度の特別高い中野区を、少しでも安全な区にすべきだと思っていました。しかし、計画はどんどん進んでいき、警察病院の建設が決まり、ゴミの焼却場も決まりそうになったのですが、今度は23区全体でも分別によりゴミの量が減ってきて、焼却場を新たに中野に建設する必要がなくなりそうな様子なのです。
 もちろん、ゴミの分別は丁寧にすべきですし、ゴミの減量はこれからも益々心掛け「一日一人百グラムの減量を」実行し、各家庭がなるべく生ゴミを乾燥して出すことと、区内に生ゴミ乾燥場を建設することも一方法ではないかと思います。
 私は、先見の明のあったむとう有子さんに脱帽です。

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