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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.19
中学通級学級実現の陳情を終えて

(匿名希望)
 家の次男(小5)は,軽度発達障害で,週2回,通級学級に通っています。軽度発達障害とは,学習障害,高機能自閉症,注意欠陥多動性障害のような,知的発達の遅れはないが,ある特定の能力に遅れが認められ,普通学級の指導だけでは適応の難しい状態です。通級学級では,少人数や個別の指導が受けられ,そういう子ども達が特に苦手な,他人との関わり方などについても指導を受けられます。
 中野区には,小学校の通級学級はありますが,今まで中学校の通級学級はありませんでした。これまで,通級学級を卒業した子ども達は,不安を抱えながら,中学の普通学級に進級するか,知的障害児向けの障害児学級に進級するか,または養護学校に進学するかしか,選択肢はありませんでした。
 今年の5月,知人にむとうさんを紹介され,「中野区の中学にも,通級学級を作ってもらえませんか?」と相談したところ,逆に「陳情を出してみませんか?」と勧められました。陳情を出すのは初めてで,しかも本当に取り上げてもらえるのだろうか?と不安でした。でも,とにかく,陳情書を書き上げ,区議会に提出しました。
陳情は,7月,9月と2回の審議を経て,採択されました。その間,教育委員会と文教委員会の方達が,通級学級の視察にも行かれました。最初の審議を傍聴した時は,議員さん達の認識不足にあきれ,本当に大丈夫なのだろうか?と正直思いましたが,視察の後の二度めの審議で採択された時には,議員さん達がたった一つの陳情にきちんと向き合い,何とかしようと動いて下さったことに対して,深い感動を覚えました。
陳情書を提出するに当たっては,むとうさんに大変お世話になりました。本当にどうもありがとうございました。

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