Ｋ・Ｍ
　去る七月三日，区議会で一番目に有子さんが質問に立つという連絡をいただき，私は初めて傍聴席に座りました。
　聞き手に届く上手な有子さんの語り口は，毎度おなじみですが，初めて聞く案件でも内容がとても判りやすく理解できました。この日のためにいろいろ調べて入念に準備されたんだろうということは，その論調からも，その堂々と落ち着いた姿からも容易に察しがつきました。ですから，もっと多くの人に聞いてもらわなくちゃ勿体ないと思いました。
　それにしても，有子さんの質問が始まって十分もしないうちにフラフラ席を離れたり，私語をしたり，居眠りしている議員がいたのには驚きました。また，区長や部長の答弁は，核心からずれていて，何だかよくわかりませんでした。今度は他の議員の質問の時にも友人を誘って傍聴に行こうかなと考えています。
　有子さんという身近な人が議員になる前は，投票を棄権することも多かった私ですが，選挙では自分の頭でよく考えて必ず投票すること，公費で働いている議員がどういう仕事をしているかチェックすることは，私たちの権利でもあり，義務でもあるのだと，今さらながら強く感じた一日でした。

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