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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.39
   小さなあなたと私に向けて

 櫻井 洋子

 仕事をやめてフラフラしている27歳女性です。世の忙しい都会人と同じく、病んでいました。「働かなくちゃ」の強迫観念をはずすのに、とても時間がかかりました。「ちゃんと働かないと一人前じゃない」なんてケチなことを自分に課しては…いけません。たとえ無職だって、病気だって、役に立ってなくても、そのままで素晴らしい存在なのだ。そう悟りを開くと幸せを感じます。緑豊かな木々とそよ風の公園も、お笑いの練習をする青年も、ダンスを踊る女の子たちも(タンクトップがセクシー!)、みんな素敵です。

 そんなある日、中野駅前でむとうさんの街頭演説に出くわしました。身近な幸せを望むなら、区政に興味を持つのはいいこと。この人は何かピンとくるものが…! それがむとうさんとの出会いでした。あらあら、素敵な強い微笑みではありませんか。何だかうれしくなってきました。
 議会って傍聴できるのですか?(若者の認識はこんなものです) いいの? ドキドキ。区役所3階受付で名前を書いたら、中へGO。簡単に入れる! 知らなかった!

 議会ではみんなすごい早口です。な、な、な、何でしょう。わからないところで全てが決まっていく感じがします。そう、慣れ親しんだ忙しい都会人の不安の感覚です…。
 あなたも私も不安です。きっとみんな不安です。自分の外側で何もかも決められてしまって、何だか明日の生活も危ないような気がします。苛立っても努力しても変えられないような。そんな中でむとうさんは、どれだけの熱意と涙と強さでもって生きてらっしゃるのでしょう。私には何もできないのかというと、そんなはずはない…ですよね? 私は私にできることをする。無知でちっぽけで時々嫌になっちゃいますが。私だけじゃないですよね? あなたもですよね? そんなあなたと仲良くなりたい!

 あなたにも私にも幸せな明日を願って。どこかで素敵なあなたに会えますように。

 

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