No.43 議会を傍聴して感じたこと、考えたこと |
わたしの席のすぐ近くで「ケーブルテレビ中野」が録画中だった。今回、十五人の議員が質問をしたが、テレビが放映したのは十一人分である。無所属五人のうち四人分はカットされた。以前から不思議に思っていたので、事務局にたずねてみると、「議員が話し合って決めた規則です」という。選挙で選ばれた議員の発言は、公平に保証されて当然と思うが、そういう常識が通らないところが、今の中野区議会である。わたしには無所属への嫌がらせとしか思えない。 正面左手の壁には、時間を表示する電光板があり、質問者の残り時間をせわしく刻んでいる。まことに落ち着かない。世の中が進み、こういう機械が作られると、人間は間違いなく退化していく。こうしないと時間が守れないというなら子どもじみている。ギスギスしていて、大らかさが感じられない。しかも、質問時間は「会派」の人数によって決められる。ここにも「多数優先は当然」という押しつけがある。 傍聴に行くたびに、わたしは「何がどうあるべきか」と自分の感じ方考え方を確かめてみる。 |
◎一般質問のテレビ放映など議会運営は、会派で構成する議会運営協議会で決めます。無所属議員は傍聴できますが、意見は述べられません。現在、無所属議員は一定例会1人のみ放映されています。 次回9月第3回定例会は、むとうの一般質問が放映予定です。ぜひ、ご覧ください。 また、質問時間は総時間を議員数で割り、一人16分です。16分×会派人数が会派の持ち時間です。参考までに、自由民主党議員団の持ち時間は、14人で231分ですが、直近の定例会では残時間が107分でした。 |