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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.62
   「だましてほしい国民」

          小森 美里

 3月18日付東京新聞に「だましてほしい国民」と題する安富歩・東京大学東洋文化研究所教授の記事が載っていましたが、大いにうなずき納得させられました。記事の内容を要約し紹介します。
 「うまくだましてくれるなら、それでいいという風潮が広まっている。テーマパークのファンタジー空間の人気と同じだ。ここ数年、世の中ウソが蔓延している。2011年末の野田前首相の福島原発事故収束宣言。2013年9月の安倍首相の、汚染水の状況はコントロールされているとの発言。前回衆議院選挙で脱原発依存を目指すとの自民党の公約。汚染水をめぐる安倍首相発言は明らかにウソだった。東電が事態の深刻さを認め、国民も本当ではないと心では思っていた。だが、五輪招致が決まるや、うやむやになった。国民として、五輪開催を歓迎しないわけにはいかないと思ったからだ。立場優先で目をつぶる。いわば、国と国民が共犯関係にある。日本社会の根幹には立場主義があり、これが諸悪の根源だ。」。以下、記事に添えられたデスクメモ「ごまかしの責任は追及されず、だまされる安らぎに慣らされる人さえ出てきた。そうなると、真相を求める健全さは邪魔になる。」以上ですが私の胸のもやもや感がすっきりした記事でした。

 私の職場でも上司が、部下に「こんな失敗をして私の立場はどうなる」と怒鳴っています。この記事を読むまで気付きませんでしたが、様々な場面で「立場主義」が前面に出ています。私自身もだまされる安らぎに慣らされていたのかもしれません。反省です。でももうこの国に、政治家にだまされるものか!と思っています。あっ!? むとうさんも政治家? でもむとうさんは区民をだまさないと確信しています。遠巻きながらむとうさんの議員活動を見ていましたが、だまさないし、だまされない強さがあり、がむしゃらに真相を求める健全な姿勢をいつも見せてくれています。議員になられて15年間、お疲れのことでしょう。でもまだまだ、頑張ってください。区民のために……。



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