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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.67
   ひとりを大切にする区政

   永易 至文

 今回、昔から存じ上げていたむとうさんの選挙のお手伝いを(少しだけ)させていただきました。さまざまな人がむとうさんを取り巻き、支え、区政とコミュニティの課題をともに考えていることを実感しました。

 私は仲間とともに、同性愛者やトランスジェンダーなど性的マイノリティ(最近メディアでLGBTという言葉もよく聞きますが)の当事者NPOを運営しています。まだ法律がない同性カップルの法的保証や、一人暮らし、性別変更の手術をしたりHIVをもっている人の暮らしや老後の問題に取り組んでいます。ライター・編集者としてこうした課題を取材や本で追いかけるかたわら、行政書士という法律家としても、性的マイノリティ、そして都市に暮らす「ひとり暮らし」、 単身のかたの問題に関心をもってきました。
 現在、まがりなりにも「子育て支援」がいわれ、選挙ではどの候補も「子育てしやすいまちづくり」と口にはしています。だからもうこれ以上必要ない、というわけではないですが(苦笑)、ここでむとうさんには、そして支持者のみなさまにも、現在まだまだ不十分な、あるいは制度の谷間で見過ごされている、「ひと り」という問題にも関心をもっていただけたらと願うものです。具体的には、「高齢ひとり暮らし」「親亡きあとの障がいをもつ人」、そして高齢見守りの手前の「中年期のひとり暮らし」です。私たち性的マイノリティもその多くは「ひとり」に含まれます。

 5期目を迎えたむとうさんが初選挙以来、16年訴えてきた「環境・共育・命」。政権の原発再稼働、道徳教育の義務化、そして安保法制への異様なつんのめり方を見ても、この訴えのもつ意味がますます重く問われています。同時に「環境・共育・命」の根底には、個の尊重、ひとりからの安心が問われています。
 区政の基本は、ひとりが、みんなと、安心して暮らせることではないか。もちろん私もそのお手伝いを喜んでする所存です。



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