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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.8
傍聴して感じること

田中 正久
 有子さんが議員になってから毎回、有子さんの質疑を聴く為に区議会を傍聴しております。身近な存在である有子さんが議員になったことで、区議会が身近に感じられるようになりました。 今回の議会は2001年度の予算審議も加わり、有子さんの本会議における一般質問と予算特別委員会における予算総括質疑を傍聴いたしました。
 これまで有子さんの本会議における一般質問は約45分間で、区側の答弁は約20分位でした。質疑の内容に対しては通り一遍の答弁で、明快な誠意ある回答は出てこず、せいぜい「検討させて頂きます」程度でしかありません。其の「検討」も其の場逃れの為の方便であって、その件に関して後日、検討の結果の回答は全くないと聞いております。
 今回の有子さんの一般質問は質疑時間は15分程で、行政の答弁時間も5分程でした。どうして早口で短時間で終わらせたのか、後日有子さんに尋ねたところ次のような事情がわかりました。
 各会派の代表で構成されている議会運営協議会の総意として、むとう議員は会派に属さず1人であるのだから、そのことを踏まえ質疑時間を短くするよう区議会事務局長を通じて再三通告があったそうです。
 他区の中には議員1人あたりの持ち時間制があり、10人いる会派は1人あたり時間×10人分となり、長い質疑時間が確保されている区もあるそうです。
 これまで中野区議会においては無所属でも大会派でも同じように折り合って民主的に運営されていたようですが、議会運営の流れに変化が出てきたようです。むとう議員は「1人であることをふまえ自主規制するよう心がける」という結論にいたったようです。
 会派に属さず1人で頑張る中で妥協せざるを得ない部分もあろうかと思われますが、我々、有子さんに1票を投じた区民にとっては、無所属の1人議員であっても、区民の多くの支持を得て、区民の代表として質疑しているのに、長ければ良いということではありませんが短い時間では真意が通じないこともあろうし、充分な質疑ができないのではと、心配いたします。
 議会は会派で構成されるのではなく、1人1人の議員で構成されているはずです。なぜなら有権者は個人名に1票を投じて選んでいるのですから。
 また財政難の渦中にある予算審議における有子さんの予算総括質疑についても、区側としてはすでに決定している問題について色々な言い方はするが、一切変更する意志はないという態度でした。如何に行政であっても完璧であることは有り得ないので、どんなに小さな声でも耳を傾け区政に反映してこそ区民のための区政になるのではないでしょうか。
 このような状況では中野区の発展はないと、痛感いたしました。

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