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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.81
   「あきらめない」むとうさん

          大田区議会議員  のろ 恵子

 むとうさんと出会ってからかれこれ20年近い歳月が流れています。私たちは、1999年初当選の同期として、住む街は違いますが、励ましあい活動してきました。

 北国で生まれたのんびりやの私にとってむとうさんは、まさに「江戸っ子!」そのもの。外見からは思いもつかない気風(きっぷ)の良さ。「ダメなものはダメ」と言い切る強さ。譲れない信念のもと、むとうさんは区民の声、弱者の声を議会で取り上げ、問い続けてきました。権力に媚びずに議員活動を続けることは、とても勇気のいることですが、彼女は貫いてきたのです。
 ごみ問題、ひとり親世帯への支援など区民が直面している課題、チェルノブイリ原発事故の教訓を忘れず原発に頼らない社会をめざす活動など、区民の命を守ることを最優先する活動は、議員になる前から一人の区民として取り組んできたことでもあったのです。

 そんなむとうさんにとって、3期目の選挙直前は、一番辛い日々だったと思います。それは最愛のパートナーの急死でした。間近に迫った選挙を闘えるのだろうかと心配が尽きませんでした。でも彼女は二人の子どもや暖かく見守ってくださった区民に支えられ、区政を変えるため毅然と訴え続けたのです。区民に寄り添ってきたむとうさんが、今度は区民に支えられる。人と人のつながりの大切さを感じます。
 議会という場所は、まだまだ古い慣習が残る、数が最優先の場所です。安倍政権の横暴を見るまでもなく、どんなに正しいことであっても通らないことが多々あり、時に悲哀さえ味わいます。そんな議会でたとえ一人であっても、少数の声を届ける議員がいることは、区民にとっていかに大切か。
 だからこそ中野区が同じ色に染まらず、区民の多様性を認め合う街に育っていくのだと私は思うのです。

「わたしはあきらめない」むとう有子さんの頼もしい生き方です!



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