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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.84
   友人知人の支え合い

          大滝 和子

 ひとり暮らしの友人3人で月1回の食事会(三人会)を続けていました。
 しかし、そのうちの1人は食事会の日も忘れるようになってしまい、日常生活にも支障が出てきました。今年になって行政からの支援をうけるようになっていました。

 猛暑の7月、クーラーのない部屋での生活を危ぶみ、ショートステイの利用をお願いしましたが「本人が希望しているのか?」と詰問され、すぐには回答をもらえませんでした。ショートステイ先を訪ねた際も「家族以外の面会はダメ!」と会わせてはもらえませんでした。

 自宅でも冷蔵庫のコンセントが抜けていないかの確認や、寝具、衣類の夏冬入れ替えの必要をたまたま来ていたヘルパーに伝えたところ、包括支援センターの担当に「ヘルパーと話さないでください」と言われるなど、家族でない者は関わらないでほしい!という包括支援センターの態度にはびっくりさせられました。

 8月には三人会のもう1人が手術入院、術後の経過も悪く、TCUで意識のない状態が続きました。家族がいないので病状の説明も受けられず、友人ではなすすべなしでした。

 幸いその後意識を回復、病室に戻れたので面会は可能になりましたが、彼女に何が起こっていたのかは判らずじまいです。

 家族のいない人が認知能力が衰えたり意識障害が起きたりした時は病院や行政の世話になりますが、その場合、誰が監督者になるのでしょう? 友人知人は何の役にも立てないのですね!
 せめて行政においては、家族のいない当事者がどんなケアを受けているのかを見守れるシステムはできないでしょうか?
 ケアマネージャーがリーダーとなって、家族、友人、知人、ボランティアをも組み込んだケア計画を作ることはできないものでしょうか?
 むとうさん!よろしく!

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