区議会報告 No.17

0戻る  区議会報告トップ  次へ0

     2月21日 むとう有子の議会 一般質問より
  (今回は会期が短いため、一般質問の中に2003年度予算関係の質疑も含めました)

発生抑制につながらないプラスチック回収事業はやめよ

むとう ペットボトルの生産量は5年で倍増し、容器リサイクル法ではゴミの発生抑制はできないことが明らかになった。プラスチックリサイクルは技術的不安があり、かつ発生抑制につながらない大量リサイクルビジネスである。よって廃プラスチックモデル回収事業はすべきではないのでは。
区長  容器リサイクル法に基づき、容器包装プラスチックをリサイクルルートにのせることで、製造事業者の発生抑制に一定の効果があると認識している。組成調査では、プラスチック製容器包装は不燃ゴミの26%を占めており、分別回収、資源化による減量効果は大きい。



学童クラブは障がい児を積極的に受け入れよ

むとう 児童館は、地域における子育ての拠点の一つとして、積極的にその役割を担い、障がいのある児童も含めて、どの子どもにもよりよい成長、発達を保障すべきだ。学童クラブでの障がい児受け入れは、1クラブ4人までという制限のため、最寄りのクラブに入れない状況だが、改善できないか。
区長 介助などに十分な配慮が必要なことから、受け入れの上限を設けている。ただし、障がい児学級のある小学校に対応する学童クラブの障がい児受け入れ定数は、保護者との話し合いを踏まえ、検討を始めている。
むとう 介助者探しや介助費の負担も保護者にとって重荷となっているが、見直せないか。
区長 原則として利用者の自己責任の範囲と考えるが、ボランティアや介助者などの人材情報を提供するなど保護者の支援に努めている。

ピアホームヘルプ事業にヘルパー2級取得支援を

むとう 区は障がいのある方の就労を支援する立場から、精神障がいを持つ当事者によるピアホームヘルプ事業に積極的に取り組むべきだ。そのためには、身体介護ができる2級の資格取得支援が必要だが、ホームヘルパー養成講座を3級課程としたのはなぜか。
区長 ホームヘルパー養成講座はピア協力員の養成と就労支援を兼ねるもので、導入的な講座として、当面3級講座の受講機会を提供することにより2級資格取得への取り組みを支援していく。

山手通りに自転車道と土壌大気浄化システムの導入を

むとう 道路構造令の一部改正により、幹線道路を新設する際に原則、自転車道と歩道を分けて設置することが義務づけられたことを受け、東京都は「緑豊かな4車線の道路で、余裕のある歩道幅員を確保し、新たに自転車道を設けた道路として整備する」と発表した。しかし、その後「自転車通行部を設ける」と表現が後退した。自転車通行部とは、歩道の一部を指すに過ぎず、自転車道とは似て非なるものだ。区は自転車道の設置を要求すべきではないか。
区長  区と都と公団と地元区民とで検討中である。
むとう 都は換気所に機械式の低濃度脱硝装置の導入を検討しているが、この装置では、人体に有害な微細浮遊粒子状物質は除去できない。除去できることが判明している土壌大気浄化システムの導入を都に要望すべきでは。
区長 都に要望している。むずかしいと聞いているが、調査する。

住基ネット関連経費を予算化するな

むとう 住基ネットを切断している杉並区や国立市では経費を予算化していない。中野区も予算計上すべきではないのでは。
区長 再接続する条件が進んでいるので予算化は必要である。

中野サンプラザ取得問題に住民の意思反映を

むとう  50億円とされる中野サンプラザ購入に関する情報公開の徹底と、住民投票など住民の意思が反映できる方法を取り入れるべきでは。
区長  区報やホームページでの情報提供や、区民対話集会を何度か実施し、意見を聴く。住民投票にかける課題ではない。

もどる