区議会報告 No.20

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可決された主な議案より 12/9

中野区印鑑条例の一部を改正する条例

むとうも賛成しました

 この条例は,印鑑登録原票から「男女の別」を削除するものです。昨今は日本においても性同一性障害についての認知が進み,不必要な男女の別の記載の見直しが進められています。中野区でも検討がなされ,できるところからのささやかな一歩と受けとめ,むとうも賛成しました。

※中野区内にセクシャルマイノリティの人権やサポート活動に取り組んでおられるNPO法人アカー(特定非営利活動法人 働くゲイとレズビアンの会)があります。悩んでいらっしゃる方は,ぜひむとうが信頼しているこちらにご相談されてはいかがでしょうか。
住所 〒164-0012中野区本町6-12-11
電話 03-3383-5566(代) FAX 03-3229-7880
E-mail occur@kt.rim.or.jp
ホームページ http://www.occur.or.jp/

中野区保育所条例の一部を改正する条例

むとうは反対しました

 この条例は,地方自治法の改正で9月に創設された指定管理者制度を活用し,区立保育園の管理運営を株式会社を含めた民間事業者に4月から委託するための条例です。できたばかりの制度でもあり,この制度による保育園の民間委託は全国で一例もありません。そもそもこの制度は体育館などの施設の委託を国は想定していたようで,保育園の保育事業までは視野に入れていなかったようです。また,これまでの民間委託とは違い,事業者にかなりの権限が与えられますので,しっかりした内容の条例化が必要と考えます。しかし,区の示した条例は,延長保育の利用料金の定めがまだできていない等,拙速さが目につきます。
 また,区はこれまで財政難を理由に区立保育園の施設を無償提供し,民設民営化を進めています。「民設民営化」を進めるのか,指定管理者制度による「公設民間委託」を進めるのか,今後の中野区の保育のあり方をまずは区民と共に議論し,合意形成を図ることが重要であり,必要であると考え,むとうは反対しました。

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