しかし，依然苦しい区財政状況の中，区民の要望を受け，沼袋小学校・第９中学校に情緒障がい学級及び西中野小学校に知的障がい学級を開設するための予算，区内交通不便地域の上鷺，鷺宮地域から中野駅周辺への交通路線新設の実現に向けた検討や，野方駅北口改札整備手法の検討のための予算，図書購入費の増額など，行政サービスの本旨に添う内容を含んでいることは評価します。
　しかし，当事者である保護者・保育士の方々の理解が得られないまま，強引に推し進められた区立保育園への指定管理者制度の導入や，10年後の中野のまちづくりに活用できる保証は何もない中野サンプラザの取得のための予算には合意できません。
　特に中野サンプラザに関しては，民間でできることは民間に，との区の基本姿勢通り民間が直接取得運営することとし，区の関与はまちづくりの視点での行政指導にとどめるべきと考えます。上の原スポーツ施設用地購入の失敗を二度と繰り返してはならないと考え，むとうは反対しました。