区議会報告 No.33・34

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議会一般質問より 2/22

区民要望に応えて学童クラブの時間延長を
むとう 少子化が問題となる中,子育て中の方々がどのようなサービスを求めているのか意見を伺い,区民が望む子育て支援策を講じることが急務である。最近特に子育て中の方々から,学童クラブの時間延長を望む声が多数寄せられている。現在,学童クラブの開設時間は,平日は午後6時,土曜日や夏休みなどの休み中は午後5時までとなっている。しかし,多くの保護者は午後6時には帰宅できないのが現状である。そのうえ国は「残業代ゼロ法案」を提出しようとしており,ますます定時に帰宅できなくなる。このような状況を踏まえ,開設時間の延長を実施する区が増えてきている。区民要望に応え,希望者は平日,土曜日,休み中,いずれの日も夜7時まで利用できるように学童クラブの開設時間を延長すべきではないか。
区長 職員体制や,子どもたちの放課後の生活時間などを考慮し,開設時間を通年夜7時まで延長することは,現在のところ考えていない。
サービス向上につながる良好な職場環境づくりを
むとう 過労によるうつ病などが社会問題となる中,心の健康対策が重要である。職員が心身ともに元気で,持てる力を十二分に発揮し,区民に満足してもらえる仕事ができるよう,良好な職場環境をつくり出すのは区長の責務である。区では,健康相談室に保健師が常駐し,職員の健康相談にあたっている。このうち,精神保健相談延べ件数は,01年度は32件であったが,翌年には約5倍の168件,さらに,06年度は1月未までで712件と,田中区政となってからの5年間で22倍に急増している。中野区と同程度の職員数である渋谷区では,今年度の精神保健相談件数は 34件であり,中野区の状況は非常事態と言えるが,その原因についてどのように分析しているのか。
区長 社会全般の傾向と同様に,社会情勢の変化に伴い,職員の職場環境も大きく変化し,精神保健相談のニーズも増加していると考えている。
むとう 区長就任後,急増した精神保健相談延べ件数についての見解は。
区長 02年度から専門医によるメンタルヘルス相談事業相談を開始し,その後も相談環境を充実させてきた。このため,職員の自己管理が促進された。また,継続して相談する職員が多いため,延べ件数が増えたと考えている。


非常事態!中野区職員(約2700人)の精神保健相談延べ件数激増
精神保健
相談延件数
2001年度 32






2002年度 168 杉並区
(約4000人)
練馬区
(約5000人)
2003年度 294
2004年度 319 74 82
2005年度 542 61 87
2006年度 712 81 101

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