区議会報告 No.38

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春を待つ花のように

 けなげに生きたい

 

 今年も中野通りの桜が見事に咲き、その生命力に、私は深く感動しました。一年間毎日、車の排ガスに曝されながらも、春になるとけなげに花を咲かせ、私たち人間に惜しげもなく美事な姿を魅せてくれる桜の木々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。桜の花が終わると、我が家の玄関の藤棚には薄紫の藤の花が今年も咲いてくれました。藤の花が終われば、紫陽花が咲いてくれます。今は亡き祖母がわずかな土に植えてくれたものです。花の命も人の命もはかないものです。来年も会えますようにと、願わずにはいられません。

 さて、4月から75歳以上の方の後期高齢者医療制度が始まりました。3月末に被保険者証が送られてきた頃から、新たな保険料が発生することへの不満の声などが区役所に殺到しています。日本はすでに「高負担・低福祉」社会になりつつあり、さらに「超高負担・超低福祉」になりかねない岐路に立っています。一番弱い高齢者にしわ寄せが来る医療制度は避けるべきです。国は高齢者医療と介護の問題を総合的に再構築するべきではないでしょうか。高齢者が安心して暮らせる社会になるよう、高齢者に寄りそう区政を目指してまいります。
むとう有子

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