区議会報告 No.44

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議会一般質問より 9/24

 介護保険で散歩の同行介助が可能に
むとう

 介護や医療現場では以前から、心身の衰えにより引きこもりがちな高齢者の健康回復や介護予防に散歩が有効と指摘されていたが、国は、散歩の同行介助は介護保険給付対象としては不適切としてきた。ところが先頃、国が一変し、散歩の同行を訪問介護費の支給対象とする明確な見解を示した。中野区でも積極的に散歩の同行介助を認めるべきではないか。

区長

 一律ではなく個別具体的に判断し、必要と認められるものについては給付対象として認める。

むとう

 認める基準を示せ。

区長

 散歩を計画する目的や実施方法がケアプランに明確に示されていること。

むとう

 事業所は散歩の同行は介護保険で認められないと思いこんでいるので、しっかり伝達すべきではないか。

区長

 ケアマネ研修等で事例を含め説明する。

(私の実母が、骨折後の快復期において散歩により脚力を付け、一人での移動が可能となることを目標とするケアプランに基づく散歩の同行が認められた中野区初の事例となりました。)
 介護職員の質の向上を
むとう

 施設、在宅を問わず介護職員の質の向上を区民は求めている。8月から、施設事業者だけに介護福祉士受験費用と外部研修受講費用の助成を行なっているが、在宅介護事業者への助成も行なうべきではないか。

区長

 考えていない。

 品川清掃工場灰溶融施設で死亡事故発生
むとう

 9月、東京23区清掃一部事務組合が日立造船に委託している灰溶融施設の密閉型灰搬送用コンベア内で、21歳の下請け派遣労働者が死亡した。民間委託による人件費削減、運転技術研修指導不足が招いた事故だ。この事故は、本来混入するはずのない焼却灰の中に金属片が混入して灰を搬送するコンベアが停止し、その金属片を取り除く作業中に発生した。プラスチックを燃やすごみにしたことで分別区分があいまいになり、燃やすごみに金属類混入が増大したことが原因だ。一部事務組合の副管理者である中野区長の見解は。

区長

 一部事務組合は委託業者に安全作業マニュアルの徹底を求めた。私は区長として議会に出席しており、副管理者としての見解を求めるのであれば、議会として一部事務組合に中野区議会への出席を求めていただき、判断したい。

むとう

 事故を防ぐために、ガスボンベやスプレー缶の明確な別回収をすべきでは。

区長

 さらに注意喚起し、協力を呼びかける。


*無所属議員の一般質問もシティーテレビ中野で放映されることになりました。ただし、一定例会一人に限定されています。今回むとうが放映されました。

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