区議会報告  No.48

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むとう有子の決算総括質疑より(2009年度決算について) 9/29


 ◎明解な外部評価を目指せ
むとう

 決算資料の一つに「行政評価結果」がある。2002年から外部評価委員による評価が加わったが、今回の外部評価は後退していると感じる。施策を見極めるには、評価結果を明解に示すべきだが、これまでのABC記号評価をやめ、さらに評価からコメントに変更したのはなぜか。評価委員は評価せず、コメンテーターに変貌したのか。

管理会計室副参事

 点数付けが難しく、改善内容のコメントを重視した。

 ◎学校・保育園給食に低温殺菌牛乳(パス乳)を導入せよ
むとう

1991年、学校給食にパス乳の使用を求める請願を全会一致で議会が採択したが、未だに使用していない。パス乳は、低温で時間をかけて熱処理をするので栄養素が壊れず、アレルギーの要素が少ない。農林水産省がパス乳の補助金を来年度予算の概算要求に盛り込む決定をした。この機に導入を検討しては。

学校教育担当副参事

 国の補助金の動向を見守る。

保育園・幼稚園担当副参事

 消費期限が短く、保管が難しいので使用の考えはない。

 ◎乳幼児親子への子育て支援の充実を
むとう

 核家族化が進み孤独な子育て環境が不安を増幅している。よって、小学校にキッズ・プラザが設置されるごとに児童館が閉鎖され、乳幼児親への子育てひろば事業が減少することを危惧する。廃止した児童館で子育てひろば事業を補う事業を私立保育園等で実施することになっているが事業内容が様々である。事業費補助を拡充し、親子が行ける生活圏内で場と質の確保をすべきではないか。

地域子ども家庭支援担当副参事

 将来的には、すこやか福祉センターとU18プラザが子育て支援の拠点となる。保育園や育成団体と連携し支援を充実できると考えている。

 ◎統合新校桃花小学校の教育環境悪化に対応策を
むとう

 桃花小は児童数513人の区内一番のマンモス校となった。統合後に体育館の建替え工事を行っているため 校庭が使えず、体育の授業時数が確保できず、廃校となった旧桃丘小にお弁当持参で通っている。さらに運動会は旧桃丘小の校庭が狭いため、保護者は校舎の窓から観戦し、昼食を食べる場所も足りず、競技は昼で終了予定。学校再編計画は、生徒によりよい教育環境を提供することを目指していたはずだが、桃花小の現状についての認識を問う。

学校再編担当副参事

 旧桃丘小への移動は、保護者に十分説明をし、安全指導の徹底をしてきた。今後の再編改修工事は学校運営や生徒への影響が抑えられるように進めたい。

2009年度一般会計歳入歳出決算の認定 10/7

むとうは反対しました

 世界的経済不況が続く中、区民生活も厳しく、税収の伸びは期待できず、厳しい行財政運営が続くと予測されます。
 前年度と比較して特別区税は約2億6千万円減額し、生活の苦しさを物語る生活保護費は受給者数が約5百人増加し約7億8千万円増額、高齢化社会を物語る介護保険給付費は約8億3千万円増額、警察大学校跡地地区整備などの都市整備費は約16億3千万円増額、公債費(借入金を返済する費用)は約10億8千万円もの増額となりました。
 行き先不透明な不安感の中で、真に区民生活に根ざした堅実な税金の使われ方とは言い難く、むとうは反対しました。
 なお、国民健康保険事業・後期高齢者医療・介護保険特別会計についても反対しました。

2009年度歳入歳出決算額
歳入総額 1,069億5,025万9,102円
歳出総額 1,056億 260万2,523円
収 支   16億4,765万6,579円

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