区議会報告 No.52

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決算総括質疑より(2010年度決算について) 10/11

 特別区民税増収の方策を
むとう  平均所得額(12万6千円減)、納税義務者数(約3千人減)の減少により区民税は19億円減少。流出人口が多い中、定住化を目的とした新婚・子育て世帯への家賃補助も含め、所得額や納税義務者数を増やす方策が必要では。
都市計画担当
副参事
 家賃補助はないが、ファミリー向け住宅建設要請を行っている。
 地域スポーツクラブへの巨額税金投入の見直しを
むとう  昨年7月の中部すこやか福祉センター開設と同時に併設で地域スポーツクラブが開設される予定だった。しかし、約1千万円を費やし、民間企業にクラブ設立・運営業務支援委託をしたが未開設だ。国は2004年から総額約47億円で日本体育協会にクラブ設立支援事業を委託し、各地の体育協会に育成アドバイザーを配置、東京都広域スポーツセンターでは専門官が支援を実施。これらの無料設立支援事業未活用の理由は。
学習スポーツ担当副参事  内容の質と量を見て、委託に代わる支援制度は無かった。
むとう  今年度予算では、クラブ事業費補助金約4千万円だが、このような高額補助は全国でも稀だ。今後4か所×想定する5〜10年間の補助とすると約8億〜16億円にもなる。そもそも他自治体のクラブは直接運営を行い、クラブが民間企業に運営を委託する中野区の形態は稀だ。身の丈にあったあり方へと運営方法や補助金額の再検討をすべきではないか。
学習スポーツ担当副参事  考え直すつもりはない。
 公園・公衆トイレにトイレットペーパー設置を
むとう  一般質問の答弁では新設トイレ等にはペーパーを設置するとのことだが、既存トイレには設置しないのか。
道路公園管理担当副参事  中央部防災公園や多数利用があるトイレに設置し、その状況を勘案し、既存は検討する。
むとう  清掃時に1ロールずつ毎回補充すると1年間でペーパー代はいくらか。
道路公園管理担当副参事  約313万円。
むとう  下水道局は配水管詰まりの原因となる水に溶けにくいティッシュのトイレ使用の禁止を呼びかけている。外出時は無料配布の水に溶けにくいティッシュを多くの人が持ち歩くため、全てのトイレにペーパーを設置すべきでは。
道路公園管理担当副参事  ペーパー設置で、トイレの詰まりが減少するとは考えにくい。
 その他
  外部評価の改善について質疑しました


2010年度一般会計歳入歳出決算 10/19

むとうは反対しました

 特別区民税は19億円減少し、生活保護費は12億円の増額。区民の苦しい生活がうかがえる。公債費(借金)は72億円、土地開発公社の借金額(区が買取)は132億円、基金(貯金)は371億円となった。無駄な調査委託1千万円は惜しまず、公園のペーパー代3百万円を惜しむ区政に納得できず、むとうは反対しました。

 なお、国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険特別会計についても反対しました。

2010年度一般会計決算総額
歳入総額 998億5,883万2,469円
歳出総額 981億4,667万7,243円
収 支 17億1,215万5,226円

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