区議会報告 No.54

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むとう有子の予算総括質疑より(2012年度予算について) 3/1

●生活援護の地区担当員の資質向上を
むとう

 ある生活保護受給者から、地区担当員が変わったら説明内容も変わってしまい、後任者に前任者への確認を求めたが取り合ってもらえず納得できない、との相談を受けた。係長に事実関係を確認したところ、後任者への引き継ぎに記載漏れがあった上、前任者が区民に間違った説明をしていたことが判明したが、区民への謝罪はなかった。これが「おもてなし運動」に掲げる心のこもったサービスと言えるのか。

生活援護担当
副参事

 誠意を持った丁寧な対応に努めているが、できていなかったと深く反省している。

むとう

 生活保護費は約13億円増額し153億円に、受給世帯数は約400件増加し6200件と予測。地区担当員は社会福祉法で定める標準世帯数80件を超える100世帯を担当することになる。膨大な事務処理とストレスによる病欠職員数は。

生活援護担当
副参事

 1割程度休む者が出ている。

むとう

 地区担当員は担いきれない世帯数を担い、心のこもったサービスができないどころか、不正受給の防止や自立への成果を出せていない。地区担当員の増員と質の向上を図るべきではないか。

生活援護担当
副参事

 仕事を処理できる高い能力のある職員の配置を希望している。

●地域スポーツクラブ延期を機に高額補助金投入見直しを
むとう

 昨年の決算で地域スポーツクラブの運営方法や約4千万円の補助金額の見直しを求めたが「考え直すつもりはない。2011年度中の開設を目指す」と答弁。しかし、開設時期を2014年度に延期した。高額補助金支出はできないが、完成した施設を活用しなければならず、区はモデル事業実施でお茶を濁そうとしている。この際、運営方法や補助金額を考え直せ。

学習スポーツ担当
副参事

 モデル事業の成果を今後の基本設計に反映したい。

●屋上緑化見本園の検証を
むとう

 区役所3階屋上にある見本園は2004年に約740万円で造られ、維持管理費を加え830万円がかかっているが、区民が自由に出入りできず、成果が把握できない。今後の方針は。

地球温暖化対策
担当副参事

役割を見直す時期と考える。


その他●介護保険要介護度認定審査について質疑しました。



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