暑中お見舞い
　申しあげます

　梅雨前線による集中豪雨が日本中に大きな被害をもたらし、夏の猛暑がやって来ました。「家の中に居ても熱中症になるので気を付けてください」との心優しいメールが長男の嫁から届きました。心配してくれてありがたいのですが、私は若い人たちの将来が心配でなりません。

　７月１日、安倍政権は従来の憲法解釈を変更し、集団的自衛権行使を容認する閣議決定を行いました。これは戦後の日本が貫いてきた「専守防衛」に徹する安全保障政策の大転換です。自衛隊は、日本が直接攻撃されていなくても海外の戦地に出動することが可能になりました。今後、隊員志願者の減少や退職者の増加が起こり、将来的に徴兵制が導入されることになるかもしれません。

　また、女性蔑視ヤジ発言の東京都議、政務活動費不正支出の兵庫県議、脱法ハーブ使用の神奈川県議、公職選挙法違反の青森県平川市議15人、暴言で辞職した中野区議など不祥事が相次ぎ、来春の統一地方選挙を前に議員の質が問われています。

　６月に行われた中野区長選挙は、29％の低投票率でした。政治は生活に直結するものであることをどうしたら若い人たちに実感してもらえるのか、大きな課題です。

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