区議会報告  No.64

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色づく秋、

 枯葉舞う晩秋に憂う






           10月21日 姫路城西御屋敷跡庭園にて

  我が家の玄関先の藤の葉は、秋になると柔らかな陽を集めて黄色に輝き、やがて風に吹かれてはらはらと舞い、冬支度が始まります。物言わぬ、その時々の木々の生命力に励まされ日々、暮らしています。

 さて、厚生労働省の発表によれば、日本の子どものおよそ6人に1人が貧困です。中野区が生活保護を受けている世帯とそれに準ずる世帯に給食費や学用品費などの就学援助をしている小学生はおよそ5人に1人、中学生は3人に1人です。この数値は中野区の子どもの貧困を表す一つの指標と言えます。とりわけ母子世帯の貧困は深刻であり、「働いても貧困」という状況は国際的に見ても例がない状況だそうです。子育てと仕事を両立できる子育て環境が整っていないことと、雇用形態や男女の賃金格差がその主因と思われます。「働いても貧困」というのは健全な国の姿ではありません。子どもの未来を守らねばと、焦ります。

 4期16年間、生活が苦しいとのご相談を一番多く受けました。解雇や病気、離婚、介護など予想できないことが起こり、困った時にすぐに役立つ施策のある中野区政をめざし、区民の皆様に寄り添う議員活動に勤しみます。


むとう有子


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