区議会報告 No.74

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   風薫るさわやかな季節のなかで

 
 今年の春の訪れは、いつにも増して待ち遠しいものでした。新年早々、母が大動脈解離で入院し、退院間近に骨折。1月は病院で、2月はグループホームで寝たきりの生活でした。3月は少しずつベッドから起き、お花見に行くことを目標に、母の元へ日参しました。4月、さわやかな季節の中で母は桜の花を楽しむことが出来ました。内科の先生、リハビリの先生、介護職員の皆様に感謝しつつ、「老い」を考える日々です。

 南スーダンに陸上自衛隊を派遣中の政府は、ジェバで起きた大規模な「戦闘」を「衝突」だったと言い張り、政権の意向を「忖度」し、「戦闘」と記した日報を破棄したとし、保存事実までも隠蔽、国民を欺きました。さらに、核兵器禁止条約制定の交渉に日本は反対を表明し、参加すらしませんでした。「共謀罪」を「テロ等準備罪」と言い換え、本質を覆い隠しています。終戦後失効を決議した「いざという時には一身を捧げて皇室国家のために尽くせ」と説く「教育勅語」を授業で活用することを問題なしとした安倍政権は、先の戦争のように私たちを再び不幸へと導きかねない危うさを秘めています。子どもたちの明日がさわやかな未来となるよう考え時です。

むとう有子

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