区議会報告 No.78

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むとう有子の議会一般質問 2/22

 リボ払い契約について消費者啓発を拡充せよ

むとう


 区役所1階消費者センターで平日午前9時半から午後4時まで、消費生活相談員による相談を実施。相談件数は年間約2千件。若者に多い相談は、通信販売商法やサイドビジネス商法。高齢者に多い相談は、業者が屋根瓦等を無料で点検し、すぐに修理が必要だと不安を煽り、高額な契約を迫る点検商法や、振り込め詐欺・お母さん助けて詐欺が後を絶たない。明らかに違法な犯罪もあるが、最近、合法でも消費者に不利益を及ぼすリボ払いの契約トラブルが増えている。
 日用品を売る量販店で区民の方が、今契約すれば千円分のギフト券をプレゼント、現金を持たずに買い物ができ、いくら買っても支払いは毎月3千円だけと勧誘され契約をしたが、実は18%の利息がかかるリボ払いのカードだった。リボ払いは、買い物金額に応じて支払い回数をその都度消費者が決めることができず、毎月固定金額の支払いとなるため、利用すればするほど返済期間が長引き、利息も加算される。クレジット会社には都合のよいシステムだが、消費者は借金地獄に陥る可能性がある。多くの消費者はチラシを見て、少しでも安い店で買い物をするが、18%もの高利息が加算されては、元も子もない。リボ払い契約について消費者が注意すべき点と区の認識を伺い、啓発事業の拡充を求めるがいかがか。 

区民サービス
 管理部長

 リボ払いによるクレジットカードの仕組みを理解し利用することが重要。これまでも区に相談があることから、利用上の注意点について情報の提供により一層の啓発に努めていく

 全面人工芝施設の飲料制限見直しを

むとう


 全面人工芝を使用しているグラウンドでは、糖分が人工芝を傷めるとの理由で、水以外の持ち込みを禁止している。しかし、スポーツを行う上で、熱中症や脱水症対策に水分補給は重要。専門家によれば、水は塩分が無いので、スポーツにはベストとは言えず、適度な塩分や糖分を含んだドリンクが良いとのこと。近隣区の新宿区、練馬区、杉並区では制限していない。人工芝のグラウンドを利用する多くの区民の方から、飲料制限の改善を求める声が寄せられている。人工芝の傷みより、スポーツの際の区民の安全を優先し、飲料制限の見直しを求めるがいかがか。

健康福祉部長

 糖質を含む飲料を人工芝にこぼした場合にカビの発生の原因になるため、人工芝メーカーが推奨する維持管理方法に基づき水以外の飲料の持ち込みは原則禁止としている。熱中症予防等の観点からスポーツドリンクを摂取されている方も多いことから、人工芝への影響について検証してみたい。

 西町花の公園の環境改善を
むとう

 本町4丁目にある西町花の公園は、子どもたちの遊び場や地域行事の場として活用されていた。だが鳩への餌やりにより、感染症の原因となる大量の糞尿と羽毛で利用できない状況が続いている。この間、区が注意をし、餌やり禁止の看板を設置し、東京電力が鳥の止まりにくい電線に変更するなどの対応をしたが、効果はなく、餌やりが続いており、家の屋根やベランダに降ってくる糞尿と羽毛と悪臭に、近隣住民は悩まされている。条例に基づき過料を含む対応を行うべきでは。

区長

 注意に従わない特定違反者により公園が汚染され他の利用者の迷惑になっている状況もあり、「区立公園条例」を踏まえ、対応や指導を進めていく。また、特定違反者が自宅敷地内で鳩への餌やりを行い、周辺地域に不衛生な状態を発生させた場合には、「物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する条例」により、餌やり行為の中止を指導勧告、中止命令、過料等の措置対応も検討していく。



*無所属議員の一般質問もJCOMで放映されますが、一定例会1人あるいは2人です。むとうの放映予定は2019年3月頃です。

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