区議会報告 No.84

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むとう有子の議会一般質問より 9/13
哲学堂公園野球場改修に伴う樹木伐採は中止せよ
むとう

区長は選挙時、区民と共にまちづくりを進めると公約した。今、哲学堂公園野球場改修工事が進行中。限られた近隣住民だけに工程や騒音防止等の工事説明を行い、樹木の伐採に関しては、区民に質問されて初めて答えたにすぎない。区民にも議会にも説明が無いまま野球場改修に伴い高木36本、中低木113本が順次伐採される。前区長の哲学堂再整備計画を、区民の声を無視した計画と批判した以上、伐採の中止を求める区民の声を無視することはできないはずだ。
老朽化した夜間照明やフェンス、人工芝への変更等の改修工事の内容はスポーツ振興課が決定し、工事は公園緑地課が担当という縦割り行政の中で、どちらの課も改修工事に伴う樹木の伐採の説明会をしていない。周知方法や進め方に瑕疵はないか。

区長

伐採の説明は不十分であった。今後も説明に努め、事業を丁寧に進めていく。

むとう

説明会実施まで伐採を中止するべきではないか。

区長

(答弁なし)

むとう 区長の公約である根拠の「見える化と丁寧な説明」は、どのように達成していくのか。
区長 区政情報を積極的に公開し、対話を充実させ、区政への区民参加を推進したい。

新青梅街道沿いの樹木が伐採された哲学堂野球場

高齢者の見守り、支え合い活動の改善を
むとう

中野区の65歳以上の人口割合は上昇傾向が続き、2045年時点で25%に、85歳以上の割合は、2040年がピークで5.1%と推定。
家族が無い高齢者の自助能力が衰えた際に、介護保険制度等で支える共助と、税金で行政が対応する公助では担いきれない部分を友人や地域住民で支える互助が重要となる。
地域包括ケアシステム推進プランでは、声かけや交流等の支えを町会・自治会、民生委員等の地域団体に位置付けている。
町会役員や民生委員の高齢化や担い手不足が課題となる中で、それらに属さない高齢者自身が積み重ねてきた友人を互助から排除するのはもったいないと考えるが、個人情報保護法等により、友人が関わる方法が閉ざされることが多々ある。その課題認識と改善策を問う。

地域包括
担当部長

本人が望むケアを専門職の助言を得ながら親族や友人を交えて事前に計画し、定期的に見直しを行うアドバンス・ケア・プランニングの普及を図っていく。

むとう

要支援者を発見し、地域包括支援センター等の支援につなぐ役割を担うアウトリーチチームが設置されて3年目となり、15の区民活動センターに5人ずつ総勢75人いるが、その存在はまだ区民に浸透していない。区民との信頼関係が重要な役割なので、職員の異動は極力避けるべきではないか。勤続年数を問う。

地域包括
担当部長

4人の兼務を除く71人の勤続年数は、3年目19人、2年目14人、1年目38人。
経験や知識を活用する人事が必要と考えており、エキスパート制度や福祉職の職場に位置付ける等充実に努めたい。


*無所属議員の一般質問もJCOMで放映されますが、むとうの放映順番は2021年2月頃の予定です。

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