区議会報告 No.24

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主な陳情・請願の審査結果より 12/7

「中学校障がい学級の増設を早期実現することを求める」陳情

採択となりました
むとうも賛成しました

 知的障がいのある子の保護者の大きな働きかけの成果で,2004年4月に西中野小学校(白鷺3丁目)にしらさぎ学級が開級されました。それでも知的障がい学級は,小学校では4校だけです。中学校にいたっては第二中学校(本町5丁目)と第四中学校(若宮1丁目)のみです。しらさぎ学級の児童は2008年3月に第1期生が卒業しますが,第二中や第四中は遠すぎて通学できません。本来は障がいのある無しに関わらず共に学ぶ統合教育を目指すべきですが,日本の学校教育の現状では,教師の力量及び体制の不備により統合教育は困難な状況です。よって西中野小学校しらさぎ学級の卒業生が通う中学校の知的障がい学級の増設をすべきと考え,むとうも賛成しました。



「上鷺宮・鷺宮から中野駅までミニバスを走らせることを求める」陳情

どうして不採択なの?
むとうは賛成しました

 上鷺宮・鷺宮地域から中野駅方面へは乗り継がずに直接行ける交通機関がなく大変不便です。長年にわたる数多くの区民の要望を受け,運行経路については多少の不満も残りますが,2005年11月以降,中野駅北口から上鷺宮・鷺宮地域へのバス路線が運行開始される予定です。よって陳情者の要望にほぼ応えられるメドがたっていると思われるのでむとうは賛成しました。運行開始に向けての準備が進む中,どうしてこの陳情に反対する議員が多数いらっしゃるのか,むとうは理解に苦しみます。


武蔵野市を走るコミュニティバス,ムーバス(MOVE-US)です。
料金は大人も子どもも一律100円です。



「中野駅周辺まちづくり計画の策定と住民投票制度について」の陳情の一項「自治基本条例に住民投票制度をもりこむことを求める」陳情

どうして不採択なの?
むとうは賛成しました

 学識経験者4人,公募区民4人で構成する(仮称)中野区自治基本条例に関する審議会は,区長より「中野区の自治の発展の方向と,(仮称)中野区自治基本条例に盛り込むべき内容について」の諮問を,2004年5月に受け,11回の審議を経て,11月に答申をまとめました。
 審議会は自治の基本原則とそれを実現するための参加の原則を定めることが必要であると考え,より実質的に区民の意思を反映できる参加の権利の実現の一つとして,住民投票制度の実施を答申しています。
 区民と行政との間で情報の共有が図られ,徹底した区民参加が実現していれば,あえて住民投票に訴えなくても解決できる案件が大半と思われます。しかし,いかに情報を公開し,徹底した議論を重ねても,区民と行政そして議会との間で合意形成に至らないこともあろうと想像できます。このような場合に最後の手段として,最終的な判断を住民に仰ぐという住民投票制度が担保されるべきであると考え,むとうは賛成しました。



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