区議会報告 No.37

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可決された主な議案より 12/10

  ――むとうは反対しました

◎中野区行政財産使用料条例
◎中野区地域センター条例
◎中野区勤労福祉会館条例
◎中野区立高齢者会館条例
◎中野区立公園条例
◎中野区立少年自然の家条例
◎中野区立体育館条例
◎中野区もみじ山文化の森施設条例
◎中野区区民ホール及び芸能小劇場条例の一部を改正
  する条例

 これまで、施設使用料の算出方法がまちまちであったため、積算方法を統一することには賛成です。しかし、職員人件費と建物の減価償却費を含めた、施設の維持管理や貸出業務のすべての経費を原価とする使用料算出方法には納得できません。この算出方法は、まさに民間の貸会議室の考え方です。区民が憲法にうたわれている健康で文化的な生活を送るためにも、身近な施設でお金をかけずに、スポーツや文化芸術が楽しめる公共サービスが求められています。利用者負担の公平化を図るのであれば、利用者全体から広く浅く、光熱水費や清掃費程度に抑えた算出方法となるよう改めるべきと考え、むとうは反対しました。

◎中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例
 桃が丘、桃園第3、仲町、北江古田の各学童クラブを廃止し、桜花学童クラブを新設するものです。これまで、ほとんどの学童クラブ事業が児童館で実施されていましたが、児童館の廃止や機能の分散により、遊び場機能と学童クラブ事業が統合新小学校内に順次移行するものです。子どもたちは、一日の大半の約10時間を小学校の敷地の中で生活することになります。児童館機能の分散や、小学校にその機能を移行することで、

   @地域のコミュニティーの拠点を失う
   A生活圏内での子どもの居場所が失われる
   B学校併設型では開放感が得られない
   C民間委託すると学童クラブが託児所化する、

などの問題点が多くの方から指摘されています。子どもたちの健やかな成長を願う視点から、むとうは反対しました。

     新井薬師児童館

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