区議会報告 No.70

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むとう有子の予算総括質疑より(2016年度予算について) 3/2

●質の高い保育の提供を
むとう

 4月の保育園入園の一次募集審査結果では、申込人数2094人、承諾数は1298人、不承諾数は796人。二次募集の結果や、認証保育園、認可外保育施設の結果待ちで、職場復帰が叶うか、待機児となるのか、保護者は不安だ。民間保育施設新規開設支援費330人分約9億円を予算化したが、来年4月は待機児ゼロを達成できるのか。

幼児施策整備担当
副参事

 需要を見極め、対策を講じる。

むとう

 国の保育施設死亡事故報告による発生率は、認可外施設が認可施設の30倍と圧倒的に高い。さいたま市は死亡事故を契機に事故防止策として、認可外保育施設に呼吸チェックを義務付け、抜き打ちでの立入調査を実施し成果を上げた。東京都の認可外保育施設立入調査結果で、@常時複数の保育従事者が配置されていない。A機能が有効な消火用具を備えていない。B調理に携わる職員の検便が実施されていない、など9項目の改善指導を受け、4年経過しても改善せずに保育を続行している園が中野区にある。放置している都の責任は重大だが、立入調査に同行し、その事実を知りながら知らん顔をしている中野区も問題だ。改善指導の徹底と、抜き打ちによる立入調査の実施を都に要望するべきではないか。

保育園幼稚園担当
副参事

 要望する予定はない。

むとう

 認可施設は区が指導監督を行うことになった。 子どもの命を守るためにも抜き打ち調査を実施すべきでは。

保育園幼稚園担当
副参事

 抜き打ち調査を行う考えはない。

むとう

 東大阪市の認可保育園で、1億円の横領事件が発覚。2016年度から区が本格的に、公認会計士による認可保育施設の財務会計を検査する。横領の抑止のみならず、人件費比率や保育士の報酬も把握できる。有効に権限を行使し、保育士の処遇改善と、保育の質の向上につなげよ。

●10か年計画第3次改定素案に区民意見の反映を
むとう

 10月発表の10か年計画第3次素案に記載が無かった児童館の廃止、区立上鷺と東中野幼稚園2園の廃止、本町と東中野図書館2館の廃止が、1月発表の改定素案に突然記載され、反対意見が多数上がっている。区民意見を誠実に反映したとすること、パブリックコメント手続きでの意見も謙虚に受けとめ、区民が納得できる計画とするよう要求するがいかがか。

政策室副参事

 出された意見について十分検討し策定する。


●その他、職員の能力開発について質疑しました。



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