区議会報告 No.82

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むとう有子の議会一般質問 2/20

 子どもの栄養格差是正を子どもの栄養格差是正を

むとう


 日本の子どもの7人に1人が、ひとり親家庭では2人に1人が貧困状態。親の経済格差が子どもの学力格差や栄養格差につながっている。成長に必要な栄養が摂れるよう食事支援が自治体に求められている。2019年度予算で、民間団体が実施する「子ども食堂」に補助金を支給することは一歩前進だが、行政関与がないため、貧困家庭の子どもに直接届かない。そこで、経済的困窮世帯を対象とし、ふるさと納税を財源に食材を宅配する文京区の「子ども宅食」が全国的に注目を集めている。同様の事業実施を再度提案する。

区長

 実施予定の「子どもの生活実態調査」の結果を踏まえて、検討していく。

むとう

 生活困窮世帯の小学6年生から中学3年生に無料の学習支援事業を実施している。その際に、東京都の補助金を活用して無料の食事提供を再度提案するがいかがか。

区長

 調理場や食品安全管理、会場等の条件を検討していく。

むとう

 江戸川区が、子育て家庭に対するアウトリーチ型食事支援「おうち食堂」を実施。世田谷区でも「食の支援サポーター派遣」や、お弁当を届ける「子ども配食」を実施予定。中野区も、生活困窮世帯の子どもの栄養格差是正に向けた事業実施の検討を求めるがいかがか。

区長

 各自治体での支援を参考にして、研究していく。

 区立公園の環境改善を
むとう

 再三再四質疑をしているが、特定一人による鳩への餌やりが原因で、大量の糞尿と羽毛で人が立ち入れない西町花の公園について「法による過料や損害賠償請求、条例による指導勧告や中止命令、過料等の措置をとる」との答弁だった。だが、事態は動いていない。迅速に実行するべきではないか。

区長

 餌やりをしている本人宅を訪問し、口頭による指導注意を行い、条例の概要を手渡した。条例に基づき適切に対応していく。

むとう

 新設公園を除き既存公園は、使えなくなった遊具を撤去するだけで、新たな遊具の設置は全く無い。遊具が無い公園には子どもの姿も無い。遊具の充実が急務では。

区長

 「公園再整備計画」策定後、遊具の設置を検討する。当面は必要な修繕や老朽化した遊具の更新で対応していく。

むとう

 再三再四、公園等の公衆トイレにトイレットペーパーの設置を求めたが、102か所あるトイレのうち13か所にしか設置されていない。設置が無いのは23区で中野区だけ。早急に設置せよ。

区長

 進めていく。



*無所属議員の一般質問もJCOMで放映されますが、放映は未定です。

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