区議会報告 No.95

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暑中お見舞い申し上げます

 暑さ厳しい中、マスク生活が鬱陶しさを助長しています。長いコロナ禍でこの国は、国民の命を守るという力と意志が欠如していると、多くの国民が気づいています。

 世界最高レベルと自負していた医療体制は感染が少し広がっただけで崩壊の危機となり、先進国で最下位のPCR検査数、国産ワクチンや治療薬の開発の遅れ、生活を脅かされている人たちへの現金給付の手際の悪さ、空港での水際作戦の欠陥等々。

 秋には衆院解散、総選挙です。五輪より命と暮らしを守るという強い意志を持った政府を創りたいものです。

 さて、東京都議会選挙(中野区の投票率43%)が終わりました。議会の役割は行政をチェックすることですが、その役割を勘違いし、選挙中に「私たちが知事を支えます」と力説する政党が議席数を減らし、どの政党も過半数を取れず、議会の力関係に変化をもたらしたことは、有権者の賢い選択だったと思います。

 中野区議会は、自民+公明でも立憲+共産でも過半数を取れないため、議会が民主的で健全な議論の場になりつつあると感じています。

 これからも区民の皆様から頂いたご意見を、丁寧に議会に区政に届けてまいります 暑さ厳しい中、またも猛威を振るうコロナとの終わりなき闘いに、疲れながらも馴れっこにならぬよう、感染注意の生活を送る昨今です。

 5月の区長選挙は33.7%の低投票率で現区長が再選しました。区長の公式Webサイトには、「消去法で投票したとの声も頂いています。厳しいご意見も区政の改善に活かして参ります。」との大変謙虚な言葉が書かれています。言葉通り、厳しい意見を真摯に受け止め、うその無い誠実な区政運営を願っています。

 続く7月の参議院議員選挙の中野区の投票率は55.3%でした。有権者の約半数の方が棄権するこの国の未来に不安がよぎります。

 元首相への銃撃事件はあってはならないことであり、悼みますが、全額公費負担の国葬には反対です。

 福島第一原発事故から11年。旧経営陣が津波対策を怠ったことで東電に巨額の損害が生じたとして、株主が元会長ら5人に会社への損害賠償を求めた株主代表訴訟で、7月13日、東京地裁が安全意識や責任感の欠如を厳しく指摘し、4人に過去最高の約13兆円の支払いを命じました。

 危険な原発をやめ、再生可能エネルギーへの転換のきっかけになるよう願っています。

むとう有子

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