区議会報告 No.40

0前へ  区議会報告トップ  次へ0

決算総括質疑より(2007年度決算について) 10/6


 中央中学校体育館(耐震性能Dランク)の耐震補強を急げ
むとう

 中野区が公立学校施設耐震化率で23区中ワースト1との報道に慌てて、耐震性能C・Dランクの15の小・中学校体育館の耐震補強工事が実施されることになった。しかし、2012年に9中と統合し9中に仮移転する予定の中央中体育館は、大規模補強が必要なDランクであるにもかかわらず今回の耐震補強工事から外され、応急補修しか行われていない。その補修で耐震性能は良くなったのか。

財産管理担当課長

 ガラス飛散防止フィルムを貼り、木製の出入り口をサッシに改修したが、Dランクに変わりはない。

むとう

 いつ大地震が発生してもおかしくない状況下で、少なくとも今後3年半は生徒が使用する中央中体育館をDランクのまま放置すべきではない。計画を見直し、直ちに補強工事せよ。

財産管理担当課長

 補強しても統合のためほとんど使わないので、見直す考えはない。

 情報提供と情報公開の徹底を
むとう

 1986年に、区政情報の公開に関する条例が制定され、区民の知る権利が保障された。しかし、窓口ではこの条例を盾に、本来はすぐに情報提供されなければならない情報までもが、情報公開請求手続きを経なければ手に入りにくい状況に陥っている。区民の請求による任意の情報提供と義務的情報公開制度についての職員理解の徹底を図るべきではないか。

広報担当課長

 一部職員の不適切な対応があったと認識している。区が保有する情報は積極的に情報提供する。ただし、個人情報や公開不適当と思われる情報は、情報公開請求していただくよう、適正な業務執行の周知徹底、研修の充実を図る。

 学校給食調理水準が堅持できるよう入札方法を工夫せよ
むとう

 カレーもルーからの手作りなど、手の込んだ安全で安心な調理水準を維持できるよう委託金額、入札方法の再考を。

経営室特命担当課長

 指名競争入札を行っていた。来年度から価格の他に総合評価をする方式に改める。

    その他 母子家庭自立支援教育訓練給付金の改善について質疑しました。
  
2007年度一般会計歳入歳出決算の認定 10/15

むとうは反対しました

 定率減税廃止などの税制改正により、特別区税が約20億円の増収となりました。だからこそ区民生活が少しでも豊かなものになるよう税金が使われなければなりません。しかし、07年度決算の特徴は、警察大学校跡地整備に約132億円もの莫大な税金が投入され、大規模開発へと舵が切られました。また、23区で唯一の副区長3人体制による区政運営が一層のトップダウン強化となり、区民の意見はもとより、現場の職員の意見もますます区政に反映されなくなりました。多くの区民が望む福祉や教育の充実から遠のく税金の使い方に納得できず、むとうは反対しました。

2007年度歳入歳出決算額
歳入総額 1,096億9,614万1,137円
歳出総額 1,065億 912万6,778円
収 支   31億8,701万4,359円

 なお、国民健康保険事業、介護保険会計についても反対しました。

もどる