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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.68
   安心できる?中野で子育て

          高田 実花

 私は3歳の娘を持ち、平日は保育園に預けて働く母親です。妊娠までは自由を満喫する楽ちんな生活を送っていましたが、出産後は180度異なる生活を送っています。初めての子育て経験、育児はこんなにしんどいのかと思うこともあります。育児休暇中、意志の通じない子どもと二人きりの生活は、社会から切り離された感じさえしました。子育ては24時間休みなしで続くものです。子どもはかわいい。だけとやはり大変なことも多いのです。だから赤ちゃん連れのお母さんにちょっと声をかける、そんな小さなことから、地域の方々には子育て支援を始めていただけるとうれしいです。

 一方、行政にはもっと大きく動いて欲しいのです。ベビーカーでもスムーズに歩ける段差のない歩道の整備、駅のエレベータ早期設置の働きかけなど迅速に進めて欲しい。これは子育て支援だけでなく、高齢者への支援にもつながることですから。

 また仕事復帰には避けて通れない保育園問題があります。会社の制度のおかげで、私の会社には出産後も勤務を続ける女性がたくさんいます。 育児休暇は本当なら2年近く取れました。しかし保育園は1歳児クラスでは定員が各保育園1〜2人しかなく、また2年も会社でブランクを空けることの怖さもあり、0歳児クラスで預けて、約1年で復帰しました。おそらく保育園に預ける方の大半がこのような状況だと思います。企業では働く女性社員を支える仕組み作りが進む一方、行政がそれに追いついていない状況です。企業の努力を生かせるよう行政も変わる必要があります。

 いずれ子どもが減るから保育園は作らない、幼稚園があるから3歳からの保育園はなくてもよいという声を聞きます。しかし将来の中野区をになう子どもたちに投資することは、中野区の高齢化を支えるためにも必要なのではないでしょうかね、田中区長! 意見しなければ何も変わらない。今後もどんどん意見を言う、うるさい人で有り続けたいと思っています。



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