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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.79
   初めて議会を傍聴して

          十川 百合子

 有子さんに初めてお会いしたのは、もう30年も前でしょうか。私は今、中野たてもの応援団や、平和の門を考える会に関わっていますが、これらに関わるずっと前に、毎日の生活であふれるゴミに危機感を覚え、中野区のゴミ問題に関する審議会の一般区民公募に応募したことがあります。委員会の席で隣の席にいらしたのが有子さんのお母様の梅ちゃん。会議後に「実はね、私の娘が環境問題やゴミ問題について活動しているのよ。ぜひ会ってみない?」これが出会いでした。
 喫茶店で、熱くしっかりと相手を見て話される姿は今も全く変わっていません。その後、区内の日本家屋が解体の危機にあり、梅ちゃんと有子さんが見学に来て下さり、「これは中野の宝よ。保存の意思について議会で質問してみる」とおっしゃってくれましたが、議会傍聴という区民として大事な行動を私は怠っていました。そのお屋敷は、残念ながらマンションになってしまいました。その後発足した中野たてもの応援団の見学会などに「私も古くて情緒のある建物が好きなの」と、積極的に参加してくださいました。建物は個人のものではありますが、長い年月のうちに町の風景となり、人々にとってかけがえのない宝になっています。維持管理は個人の力では限界があります。区はもう少し関心を持ってほしいものです。

 大正4年に建てられた美しいレンガ造りの旧中野刑務所正門(平和の門)も私たち区民にとって愛着のある建物のひとつです。現在、この門がある敷地に小学校の新校舎を建設する計画が進められています。建築の専門家や地元の者、保護者などからなる「平和の門を考える会」では勉強会などを行ない、門を壊すことなく、活用した学校計画を提案していますが、有子さんはこの会にも関心を持ってくださっています。

 そして、酒井区長になって初めての区議会において、門について質問されるとのことで、私は遅ればせながら仲間とともに傍聴しました。私たちの声を代弁した有子さんのハキハキした言葉が議場に広がりました。限られた時間内で区のゴミ問題にも触れられ、様々な課題に向き合っているご様子。私も区政に関心を持って傍聴に行きます!



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