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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.90         
   両股関節手術体験記
          海老沢 惠子

 むとうさんの議員1期目から年4回のレポートの配布、ポスティングを手伝ってきましたが、5年ほど前から右足付け根が時々痛み、「変形性股関節症」と診断されていました。
 まだ手術するほどではなかったのでそのままにしていたら、昨年夏ごろから両足とも痛くなり、歩いてレポート配りもできなくなってきました。

 検査の結果、相当悪くなっていることが分かり、年明けに思い切って両足の手術をすることにしました。正確には「両人工股関節全置換術」という、股関節を金属製の人工物に取り替える手術です。

 手術の説明図を見ると「エッ! こんな大きなものを骨に差し込むの?」と思うほど恐ろしくなったのですが、主治医の「この手術はもう技術的に確立されたものだし、材質も良くなっているので大丈夫」という説明を信じ、どうせならいっぺんにやってしまおうと、リハビリを含めて1か月の入院を覚悟し、読もうと思っていた本を何冊か持ち込んで1月半ばに新渡戸記念中野総合病院に入院しました。

 中野総合病院は3年前にも入院した経験があり、創立者新渡戸稲造と賀川豊彦の「医療は貧富や境遇の別なく誰もが享受されるべきで、全ての人が安心して受けられる医療機関を目指す」という設立趣旨にも共感をもっていました。

 手術は全身麻酔がしっかり効いて、約5時間があっという間に済んでしまった感じでした。直後は全く身動きができないのと全身の寒気でとても辛かったのですが、翌日からは少しずつ動けるようになり、痛み止めのおかげでさほどの苦痛もなく日ごとに回復していくようでした。本当に今の医療技術はスゴイ!と思います。

 手術翌日にはもうリハビリ開始です。少しずつですが、立ち上がったり、つかまって歩いたりもしました。最初の2日間は車いすで移動しましたが、3日目に歩行器で、1週間後にはもう杖をついて歩くようになりました。

 毎日病院のフロアをぐるぐると歩く練習をし、リハビリもちょっと頑張ると、そのあとは酷い筋肉痛になり、いかに筋肉が老化しているかを思い知らされました。

 リハビリプログラムも何とかこなし、傷も次第に癒えて、予定より1週間早く3週間で退院となりました。

 3週間もいると、病院でどんな人たちがどんな仕事をしているか、看護師さん達はどんなローテーションで勤務しているかなど、少し見えてきました。手術が多い日などは、みんな本当に忙しそうですが、テキパキと、それこそ「プロの仕事だ!」と感心します。

 そしてこういう医療従事者の方たちこそ本当に頼りになるし、良い労働環境と待遇でなければいけないと、つくづく思いました。

 普通に歩けるようになるにはもうしばらくかかりそうですが、手術はやってよかったです。貴重な経験でした。

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