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むとう有子をとりまくうるさい人たちの声


No.92
COVID−19 日本の常識は世界の非常識
          佐藤正人(元感染症学研究者)

 私がCOVID−19を認知したのは2020年1月5日。日本ではまだ誰も知らない中、中国駐在の米国系マスコミの知り合いから謎の肺炎流行の情報がもたらされ、「これは何の病原体だと思うか?」との質問に、真っ先にSARSか新型インフルエンザかもしれないと答えました。

 日本流入は不可避であり政府に対応能力は無いと考え、来るべき危機に備え、その日からN95マスクとゴーグルは私の必須アイテムとなっています。

 下手をすれば、このウイルスは数千万の人類を殺戮するかもしれないという恐怖に駆られていましたが、予想通り、政府や自治体は正確な情報を公表せず隠蔽に終始し、無策無能の極み。

 日本人は花粉症用のプリーツ型マスク等の気休め品しか着用していない人が大半の中、中国は発生当初から国営放送でN95を推奨。10ヶ月前からドイツ、オーストリアは全国民N95(EUではFFP2)着用が義務化されており、違反者には300ユーロの罰金。フランスも職種によっては半ば義務化。

 COVID−19は、空気感染、飛沫感染、接触感染、経口感染、糞口感染と、虫媒介以外のあらゆる状況下で感染するウイルスであり、アクリル板など役に立ちません。マスクは不織布でも約5割は通してしまいます。

 つい3ヶ月前まで日本は工業用防じんマスク以外の医療用マスクは規格すら存在せず、一概に不織布と言ってもメーカーによって品質はバラバラ。基本的にN95以上の規格でないとウイルスは防げません。

 目からも感染します。ワクチンも数ヶ月経てば抗体価が下がり効かなくなります。既存薬のレムデシビルや抗体治療薬にも耐性を獲得し、そのうちに効かなくなります。

 自民党政権は危機管理能力ゼロで、ワクチンの種類もたったの2種類しか認可されておらず、枯渇してから慌ててアズトラゼネカを認可するも、世界で既に推奨されている交差接種も未だ認めず、しかも3回目接種は2回目の8ヶ月後!ですから、確実に手遅れになります(他国では平均4種類が普通)。

 手遅れになる前に抗体検査(IgG(s)スパイク蛋白抗体)をし、抗体価が下がっている方は、海外でワクチンが打てる接種ツアーをお勧めします。

 「ウイズコロナ、コロナとの共存」など、あり得ません。無能で無責任で人命軽視の劣悪な政府、お為ごかしの金権政治屋どものプロパガンダに乗せられてはなりません!

 一刻も早く制圧しなければ、より多くの人間や動物に感染し、次々と危険な亜種(変異体)が出現、ワクチンも治療薬も無効になります。有効なワクチンや治療薬がまだある今こそ制圧すべき時であり、時期を逸すれば人類は敗北するかもしれません。
 これは、ウイルスの進化と人類との生存競争であり戦いなのです。

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