区議会報告 No.36

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決算総括質疑より(2006年度決算について) 10/3

 一人親家庭の保育料算定の見直しを
むとう  中野区では一人親家庭で親が非課税の場合、扶養家族にならずに別世帯であっても祖父母と同居すると、同一世帯と見なし祖父母の課税額で保育料を算定する。しかし、このような場合、杉並、新宿、渋谷、練馬区では保育料は無料となる。一人親家庭の自立を支援するために、各家庭の事情を踏まえるよう算定方法を見直すべきでは。
幼稚園担当課長  保育料は、児童福祉法を基に算定している。各区運用部分で違いがあるが、中野区の運用に問題はない。
むとう  他区で無料にできることが、どうして有料になるのか納得できない。一人親家庭を応援する姿勢が見えない。
 保育園、小・中学校の食器を強化磁器に改善を急げ
むとう  現在、保育園では21園がポリプロピレン、小学校では13校がメラミン、中学校では3校がメラミンの食器をまだ使用している。いずれも原料に安全性が確認できていない化学物質が使用されており、見映えは良くなっているものの、成長期にある子どもたちにとって好ましくない食器である。小・中学校では2001年から改善が進んでいない。毎日使う食器だからこそ、計画的に早急に安全な強化磁器へと改善を進めるべきではないか。
保育園担当課長  今年度3園、来年度2、3園切り替える。
学校担当課長  来年度1校で導入予定。配膳車、保管庫、給食室の面積などがネックだ。
むとう  小・中学校では御飯椀だけで汁椀が無い。食文化やマナーを教える場でもあるので、せめて汁椀をそろえるべきでは。
学校担当課長  メニューにより適切なものをと考える。充実を図っていきたい。
むとう  命と健康が二の次になるような安易な食事をただし、食の正しい知識を身に付ける教育としての学校給食にしっかり予算をつけることを要求する。
 産業環境基礎調査約1000万円は無駄
むとう  (仮称)産業振興ビジョン策定のための調査(約1000万円)だったはずだが、調査だけで終わってしまいビジョン策定に至っていない。今後この調査結果をどのように生かすのか。
産業振興担当参事  ビジョンからプログラム策定に変更するが、その際、十分に活用する。
むとう  産業振興分野はこれまでにも多額の税金を投入して様々な調査委託を行ったが、役立っていない。今後安易に調査委託をしないよう要望する。
 あきれた!廃プラスチック資源化のモデル収集説明会
むとう  容器包装プラスチックを分別回収し、資源化をすすめるには、プラマークをよく見て、物によっては剥がしたり洗ったりと、区民に理解と協力を求めるべきところを、汚れている物は可燃ごみに出してくださいとの区の説明に、区民もけげんな顔をしていた。なぜ協力を求めず、区民にあきれられてしまうようないい加減な説明をするのか。
清掃事務所長  指導班が集積所へ行って指導することを説明すべきだった。今後の説明会には反省して臨みたい。
2006年度一般会計歳入歳出決算の認定 10/12

むとうは反対しました

 税制改正により、特に低所得者や高齢者を対象に増税がなされ、その結果、特別区民税は約22億9千万円の増収となりました。国で決定する税制度については、区ではいかんともしがたいことだからこそ、増収となった税金は区民に還元すべきです。困った時に役立つ施策、セーフティーネットの構築が公的サービスの原点ですが、その視点が欠如している税金の使い方に納得できず、むとうは反対しました。

2006年度歳入歳出決算額
歳入総額 958億6,658万9,433円
歳出総額 919億 406万4,746円
収 支 39億6,252万4,687円

 なお、国民健康保険事業、介護保険会計についても反対しました。

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