区議会報告  No.45

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主な陳情・請願の審査結果より 12/14

  採択となりました
   ――むとうも賛成しました

◎「財政フレームを提示した
 『新しい中野をつくる10か年計画(第2次)』素案の意見交換、
 パブリックコメントの実施を求める」陳情が
     全会一致で採択となりました。


 素案の第4章(持続可能な行財政運営)が未定のまま区民と区との意見交換会が実施されました。財政的裏付けが示されないままでは、計画の善し悪しは判断できません。むとうも財政を明らかにした上で意見交換会をすべきであると、建設委員会で指摘しましたが、聞き入れられませんでした。区民からの御指摘は当然のことと考え、むとうも賛成しました。


◎「非核三原則の法制化を求める意見書を国に提出すること
 を求める」陳情が全会一致で採択となりました。


 核兵器を唯一使用した米国大統領が核兵器の無い世界の追求を明言したこの期に、被爆国である日本が「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませずの非核三原則」を法制化することは核廃絶に向け、意義があると考え、むとうも賛成しました


◎「東中野1丁目マンション工事車両通行に関する沿道の
 生活環境保全を求める」請願が全会一致で採択となりました。


 5階建て124戸のマンション建設の工事車両が道路幅2,5mも無い区道と、私道に1日60台、工期2年間で約3万7千台通過することになり、通行人の安全や閑静な住環境が脅かされます。そこで、区に行政指導と「あっせんと紛争の調停」を求めるものです。元々住んでいる人の住環境が悪化するような開発は、区として抑制を図るべきと考え、むとうも賛成しました。

  どうして不採択なの?
   ――むとうは賛成しました

◎「細菌性髄膜炎に有効なワクチンの公費による定期接種化
 を早期に求める」陳情が賛成少数で不採択となりました。


 乳幼児に発症する細菌性髄膜炎に有効とされるヒブワクチンは、任意接種のため4回接種で約3万円です。子育て世代には大きな負担です。中央・荒川・品川・渋谷・北区などでは接種助成を実施しています。また、助成する区へ東京都から半額の補助支援があります。中野区においても希望者には助成すべきと考え、むとうは賛成しました。

 なお、約2600筆の署名が提出されましたが、署名の集め方に問題があったとされ、多数の賛成が得られませんでした。

★ヒブワクチンは1987年に米国で使用開始され、1998年に世界保健機関が乳幼児への定期接種を推奨する声明を発表。日本では2008年から任意接種開始。製造工程でウシ由来成分を使用しているが、伝達性海綿状脳症発症の報告は無い。

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