むとうは反対しました

　現教育長の任期満了に伴い、後任に田辺裕子氏(55歳･現教育委員会事務局次長)を任命するものです。２００４年、当時総務課長であった田辺氏は、病気療養中で無断欠勤状態だった幹部職員のタイムカードを不正に身代わり打刻し、出勤を偽装して給与支出をさせた張本人です。この事件は区民により監査請求がなされ、住民訴訟に進み、住民側が全面勝訴しました。
　社会的規範が欠如したこのような人に中野区の教育を託すことはできず、むとうは同意しませんでした。

　中野区自治基本条例第８条１項に｢地方自治法に定めるところにより、区議会の議決を経て、区政運営の指針となる基本構想を、財政の見通しを踏まえた上で定めるものとする｣と規定されています。しかし、本改定議案には財政の見通しが示されていません。よって財政の見通しが示されるまで、継続審査となりました。
　そもそも、区政運営の指針となる基本構想が、わずか５年で改定しなければならないほどの基本理念にすぎなかったのかと、あきれるばかりです。むとうも継続審査に賛成しました。