区議会報告  No.92

0前へ  区議会報告トップ  次へ0

 むとう有子の決算総括質疑より 9/24
  
(2020年度決算について)


 責任ある財政運営を
むとう

 単年度の財政力指数は健全な数値だが、違う指標の分析では@23区平均より公共施設の老朽化が大幅に進行、A借金額が23区平均より大幅に多い223億円であり将来世代の負担が重い、B基礎的財政収支が23区平均より大幅に低いマイナス148億円であり、行政サービスや公共施設整備費の支出が、税収や国の補助金収入に見合っていない、C区民一人当たりの行政コストが23区平均より大幅に高い44万円であり、行政活動が非効率、と判明。改善策は。

財政課長

 計画的な老朽化対策と事業見直しで、歳出削減に取り組む。


 公園の環境改善を
むとう

 とある公園と区道が、特定個人による鳩への餌やりにより、感染症の原因となる大量の糞尿と羽毛で汚れ、公園としての機能不全に陥り、近隣住民の生活環境も脅かされ5年が経過。「物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する条例」に基づき対応しているとのことだが、改善していない。進捗状況は。

区長

 早く改善できるよう、条例に基づき精一杯取り組む。

 
 ブックスタート事業充実を
むとう

 0歳児の3〜4か月健診通知に引換券を同封し、各図書館で月1回の「お渡し会」で絵本2冊の配布と読み聞かせを行う事業。第1子の方には、読み聞かせを参考に図書館利用促進を図りたいとの区の意向は理解できるが、コロナ禍でもあり、子育て経験者や就労中の保護者への配慮など、配布方法の再検討を。

教育政策課長

 検討する。

  
 ごみ分別の徹底を
むとう

 2019年に東京都はプラスチック焼却量40%削減方針を示し、国も6月「プラスチック資源循環促進法」を可決。23区では資源化は各区判断で、資源化をしない区もあるが、プラ焼却を見直し、全区で資源化するべきでは。

ごみゼロ推進課長

 清掃主管部長会で検討を行う。

むとう    清掃工場常時搬入物検査で不適性ごみ混入率40%とワースト4位。さらなる改善策は。
ごみゼロ推進課長  通信での啓発、分別アプリの普及、スケルトン車での環境学習、排出指導、職員研修に努める。
むとう   区移管から22年間、清掃職員不採用は中野区を含めて5区だけ。採用予定は。
職員課長  2023年以降の採用で検討したい。
   
 保育経費流用の是正を
むとう

 保育経費総額約101億円を198施設に給付。使途は人件費と事業費と管理費。国は7割を人件費としているが、企業利潤を考慮し、流用可とする規制緩和を実施。これが保育士の給料が低い原因。区は50%を人件費にと働きかけるが、50%以下の株式会社園が14園ある。最低は。

保育園課長

 35%である。

むとう  50%未満の園には、1園当たり平均4千万円の運営充実費区加算を不支給とする策を講じてはいかがか。
 保育園課長  慎重に判断する。

 公衆トイレにトイレットペーパーの設置を
むとう

 10年間、公衆トイレにペーパーの設置を求めてきたが、検討状況は。

公園緑地課長

 公園再整備計画の中で、ペーパーを設置する方向で取りまとめ中。

 その他
小学校新校舎には希望児童が全員入れる学童クラブ面積の確保を求めました。  

もどる