区議会報告 No.98

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むとう有子の議会一般質問より 2/15



ボトムアップの政治を
むとう

国が決めたことであっても、区民の暮らしに照らして、良くないことは国へ押し返す力が自治体には必要であり、首長が力を合わせて、議員や市民と共に政策を創り上げ、国を動かす力を持つことが重要。だから私は24年間、安易な妥協はせず、国が決め自治体に降りてきた議案であっても、一人で反対することもあった。同性婚の法制化が遅れている中で、国に先駆け既に中野区を含め255自治体がパートナーシップ制度を制定。これこそがボトムアップの政治だ。
区民の生活の質をより良くするために、自治体からのボトムアップの政治を目指す気構えを区長に望むが見解は。

区長 地域から発信する区政を進めていく。
   
保育の質の向上を目指し、保育士の配置基準の改善を
むとう 保育士が園児を逆さづりにする、下着姿で食事をさせる、狭い倉庫に閉じ込める、布団を巻き付ける、顔に落書きをする、暴言を吐く等の不適切保育が全国各地で発覚。中野区ではいかがか。
子ども教育部長 年間数件あり、注意指導を行っている。
むとう 不適切保育を防ぐには保育士の配置基準(1人の保育士が0歳児3人、1・2歳児6人、3歳児20人、4・5歳児30人)の改善が急務。
文京区では、国の基準人数を超える保育士を確保した私立認可保育所等に、加配職員分の人件費の2分の1を補助する独自事業を実施し、きめ細やかな保育の成果があり、2023年度は3億8千万円を予算化。これもボトムアップの政治だ。
保育士加配促進事業の実施を検討しては。
子ども教育部長 研究する。
清掃事業における感染症対策を
むとう 清掃車はごみを圧縮して収集するため、袋が破裂し、職員や通行人に飛沫感染の危険がある。便が付着したオムツ等は特に注意が必要だが、清掃事務所は保健所から、クラスター発生老人ホーム等の情報提供を拒まれたと聞く。
感染情報があれば、作業員は防水スーツ、長靴、ゴム手袋、ゴーグルを着用し、ごみ袋の表面をあらかじめ消毒する等の対応のうえ収集できる。
コロナ禍の課題を整理し、清掃事務所と保健所が連携した対策の構築を。
環境部長 区民の衛生環境維持に、清掃業務における感染症対策は不可欠。庁内各部署で連携し、対策を講じる。
   
* 区議会ホームページで本会議一般質問等の録画を配信中。

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